『ピリリリリッ』
早朝からフリーダイヤルが鳴り、寝起きのガラガラ声で電話に出ると、出張買取の依頼。
今日引っ越しをする予定で、どうしても早朝に来て欲しいとの依頼。
電話で本の内容を伺うと、既に昨日のうちに某大手古本屋にてほとんど売ってしまい、そこで買取りしてもらえなかった本を買い取って欲しいとの事。
今日は他にも2件の買取依頼が有り、お断りしようかと考えたが、かなり困っている様子。
悩んだ挙句、結局行くことに。
現地に到着すると、玄関には古い本がどっさり。
インターホンを押すと同時に玄関のドアがガチャっと開き
『待ってました、急に無理言ったのにありがとうございます』
と、まだ何もしていないのに感謝されて、心の中で
『やっぱり来て良かったな~』と。
人に喜ばれるって嬉しいです。
著名な自己啓発本やビジネス本にもよく書いてありますが、商売の基本はやっぱり人に喜ばれる事。人に喜ばれ、そして満足して頂けるからまた利用して頂ける。
肝心の本の方は・・・
やはり某大手古本屋さんで買取を断られた商品なので古い本やイタミの強い本が多かったのですが、珍しい本や貴重な本が多々ありました。
古い本はヤケやイタミ、ヨゴレが有って当たり前。
某大手古本店では買取できない商品でもあやみ堂にとっては『お宝』になることも有ります。
査定が終了し、金額をお客様にお伝えすると、
『えっ、そんなになるの?』
と驚いてました。
一度某大手古本屋にて買取を断られた商品だっただけに
『お願いして良かったわ』
『引っ越し先も同じく県内だから絶対またお願いするよ』
と満足して頂けました。
古い本などは捨てる前に一度お電話下さい。